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ゴルフをはじめようと思ってもルールやマナーがわからない!という方も多いのではないでしょうか。特にマナーは、ルールブックに載っているものでなく、ゴルファーが気持ちよくプレーするために行儀や作法なので、敷居が高く感じてしまう方もいるのでは?
そこで今回は初心者の方にも安心してラウンドに出られるように、最低限おさえておきたいマナーや、知っていると少し自慢ができる豆知識を解説します。すでに何度もコースに出ている、中級者~上級者の方も必見です!
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最低限押さえておきたいゴルフのマナーとは?
ゴルフを楽しむには、たくさんのマナーがありますが、最低限おさえておきたいマナーを5つにまとめてみました。ひとつでも知らなかった人は要注意!
◆ドレスコードに注意、ゴルフ場での服装に気を配りましょう
ゴルフ場によってドレスコードの内容は異なりますが、基本的な服装は共通しています。また、服装はコース内だけではなく、クラブハウスでも気を配る必要があります。
まずは男性・女性とも、トップスはポロシャツやタートルネックなどの襟付きのもの、ボトムスはチノパンや綿パンツなどのロングパンツ、靴はゴルフシューズが基本になります。女性の場合は、ワンピースやスカートの着用もOKですが、肌の露出が少ないものを選ぶと好印象です。ゴルフ場に適さない服装は、Tシャツやジーンズ、サンダルなどが挙げられます。
そのほか、ゴルフ場によっては、クラブハウス内などの入退場の服装についてもドレスコードある場合もあるので注意が必要です。ゴルフウェアでの入退場が許可されているゴルフ場も多いですが、ジャケット着用の場合もあります。そこで、ゴルフウェアの上に羽織れるジャケットを1枚持っておくと安心。
ゴルフ場によってドレスコードが異なる場合もあるので、ラウンドする前にウェブサイトなどで確認しておきましょう。
◆時間厳守、プレーがはじまる30分~1時間前に集合しましょう
一般的なゴルフ場では、スタート時間が決められています。そのためスタートする30分から1時間前にはかならずゴルフ場に到着するように心がけましょう。
また、遅れる場合は早めにゴルフ場に連絡を入れることをお忘れなく。ゴルフは、複数のグループが1つのコースをまわるスポーツなので、スタートが遅れるとグループ内のゴルファーだけではなく、後続のグループにも迷惑がかかります。
◆進行を妨げない、『プレーファスト』を心がけましょう
時間厳守でも触れましたが、ゴルフ場では自分たちの前後でほかのゴルファーがプレーしています。そのため、自分勝手なプレーで進行を妨げると、同じ組のゴルファーだけではなく、前後でプレー中の組にも迷惑がかかってしまいます。
そこで「次に使うクラブを2~3本用意して持っていく」「素振りは1回までにする」「カートに移動するときは小走りで乗り込む」など、プレーファストの行動を心がけましょう。
◆打つ邪魔をしない、大声などはマナー違反です
ゴルフは、同伴者と楽しく会話しながらラウンドすることも楽しみのひとつですが、大声は禁物です。とくにティグラウンドなどでの死語は厳禁、マナー違反です。ティショット時などは「おしゃべりを控える」「ウロウロと動かない」「視界に入る位置に立たない」など、集中できる環境づくりを心がけましょう。
◆ほかの利用者を考えて、バンカーの整備やグリーンを大切にする
ゴルフ場では、同じコースを複数の組がまわっています。そこで「バンカーショット後はバンカーレーキでならしておく」「バンカー内を必要以上に荒らさない」「グリーンを傷めないように走らず、早歩きする」「ディボット跡には目土で修復する」「ピッチマークを修復する」など、コースが荒れないように注意する、また荒れてしまったときは自身で修復することもゴルファーのマナーです。そのほか、打ったボールが隣のホールなどに飛んでしまった場合は、危険を知らせるために大きな声で「フォアー」と叫びます。このようにほかのプレーヤーのことを常に考え、ラウンドする意識が大切です。
アルバトロスやイーグル…鳥が多いのはなぜ? ゴルフ用語の「豆知識」
ゴルフ場で、なにげなく使っている言葉でも「なぜそう呼ばれているのだろう?」と疑問に思ったことはないですか? こちらでは、そんな知っていると少し自慢できる豆知識をご紹介します。
◆はじまりはローマ時代、ゴルフの起源とは?
ゴルフの起源には諸説ありますが、ローマ時代に鳥の羽を固めた布製のボールを使っていた遊びが起源とされています。その後、14世紀にスコットランドで羊飼いの少年が持っていた杖を使って丸い石をウサギの巣穴に入れて遊んだのがゴルフの始まりと言われ、17世紀にスコットランド陸軍のクロスカントリー競技として正式に採用されました。
日本では、明治36年(1903年)にイギリス人のアーサー・H・グルームが創立した『神戸ゴルフ倶楽部』からゴルフ文化が始まったと言われています。同コースは、明治34年(1901年)に最初の4ホールが完成し、明治36年(1903年)に5ホールを増設して9ホールとなり、明治37年(1904年)に18ホールが完成。現在も日本最古のゴルフコースとして営業しています。
◆ゴルフ用語にはなぜ鳥にまつわる言葉が多い?
規定打数のパーよりも少ない打数でホールアウトしたときに使わる『バーディ』や『イーグル』『アルバトロス』の語源をご存じですか?英語でバーディは『小鳥(Birdie)』、イーグルは『鷲(Eagle)』、アルバトロスは『アホウドリ(Albatross)』という意味です。なぜか鳥の名前が俗称になっているのです。
先ほどゴルフの起源を紹介しましたが、最初は鳥の羽を固めた布製のボールを使っていたという説があり、その名残ではないかと考えられています。また、『アホウドリ』は長距離を飛ぶ能力に優れ、非常に珍しい鳥ということもあり、イーグルよりも出会うことが難しいという意味で『ダブルイーグル=アルバトロス』となったという説が有力です。
◆なぜ前半がアウトコース、後半がインコース?
18ホールのゴルフ場で、前半を『アウトコース』、後半を『インコース』と呼んでいます。ただ、日本人的な感覚ですると、少し違和感がありますよね。それに英語でも『IN and OUT』の順番だと思います。
その理由は、ゴルフ発祥の地であるスコットランドのゴルフ場『セント・アンドリュー オールドスクール』のレイアウトに由来していると言われています。そのゴルフ場では、クラブハウスを出て1~9番ホールに進み、そして10番ホールで折り返して18番ホールを終えてクラブハウスに戻ってくるレイアウトでした。
そこで前半はクラブハウスを出るので『Going Out』という意味でアウトコース、後半はクラブハウスに戻ってくるので『Coming In』という意味でインコースになったと言われています。ただし、アメリカではアウトコースを『フロントナイン』、インコースを『バックナイン』と呼ぶ場合もあるので注意が必要です。
これだけ知っておけば安心!ゴルフ用語集
ゴルフをはじめると、聞き慣れない用語を耳にすることも増えてきます。
そこで基本的なゴルフ用語を紹介します。(※五十音順)
アウトオブバウンス(OB)
プレー禁止エリアのことで、アウトオブバウンスを略して『OB(オービー)』と呼びます。
アウトコース(アウト)/インコース(イン)
ゴルフコースは、18ホールですが、前半1~9ホールを「アウトコース(アウト)」、後半10~18ホールを「インコース(イン)」と呼びます。
アドレス
ボールを打つためにゴルフクラブを構えた状態です。
アルバトロス
パー5のホールを2打でホールアウトするような、パーより3打少ないことです。
アンダーパー
18ホールの合計が標準打数よりも少ない数でホールアウトすることです。
イーグル
パー(そのホールの規定打数)よりも2つ少ない打数でプレーを終えることです。
イーブンパー
18ホールの合計が標準打数(72打)でホールアウトすることです。
ウォーターハザード
コース内の池や川、溝などの水域・水路のことです。2019年のルール改定から『ペナルティエリア』と呼称が変更になりました。
オナー
ティショットを最初に打てる人のことです。前ホールでもっともスコアの良かったプレーヤーがオナーになります。
暫定球
OBの場合、またはラフや林に入ってボールを紛失してしまった可能性が高い場合、打ち直しに戻る時間を短縮するために事前に打っておくボールを暫定球と言います。
シャンク
ゴルフクラブのネック部分(シャフトの根元部分)にボールが当たり、大きく右方向に飛んでしまうミスショットのことです。
ストロークプレー
全ホールの合計スコアで勝敗を競うプレー形式のことです。
スライス
ボールに左回転がかかり、右に曲がることをスライスと言います。
チョロ
ボールが少ししか転がらないミスショットのことです。
ティイングエリア
ティショットを打つ場所です。
ティショット
ホールでの第一打のことです。
ディボット跡
ショットの際に削れてしまった芝を指します。
パー
ホールの規定打数のことです。例えば、3打が規定打数の場合はパー3になります。
バーディ
コースの基準打数より1打少なくホールアウトすることです。
ハザード
バンカーやウォーターハザードなどの障害物の総称です。
パブリックコース
会員制ではなく、一般利用可能なゴルフコースです。
ピッチマーク
打ったボールがグリーンに乗り、できたボールの跡です。
フック
打ったボールが左に曲がってしまうことです。
ボギー
パーよりも1打多い打数でホールアウトすることです。
目土(めつち)
ショットで削ってしまった芝を砂で埋める行為です。プレーヤーが行うのがマナーです。
ヤード
ゴルフの距離で使われる単位で、1ヤード約90センチメートルになります。
レーキ(バンカーレーキ)
バンカーをならす道具のことです。
- 著者:
株式会社幻冬舎ゴールドオンライン
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